○議長(
石井敬之) 御異議なしと認めます。よって、各議案は原案どおり可決されました。
△議案の上程
○議長(
石井敬之) 日程第3、認定第1号から認定第5号までの令和2年度各会計決算及び議案第51号令和2年度館山市
下水道事業会計剰余金の処分についてを一括して議題といたします。
△討論
○議長(
石井敬之) これより討論を行います。 討論は一括して行います。 通告はありませんでした。通告をしない議員で討論ありませんか。 討論なしと認めます。よって、討論を終わります。
△採決
○議長(
石井敬之) これより採決いたします。 まず、各決算を原案どおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井敬之) 御異議なしと認めます。よって、各決算は認定することに決しました。 次に、議案第51号の採決をいたします。 本案を原案どおり可決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井敬之) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決されました。
△議案の上程
○議長(
石井敬之) 日程第4、議案第52
号工事請負契約の締結についてを議題といたします。
△提案理由の説明
○議長(
石井敬之) 議案の説明を求めます。 金丸市長。 (
市長金丸謙一登壇)
◎市長(金丸謙一) 提案理由を説明します。 議案第52
号工事請負契約の締結についてですが、館山市
清掃センター基幹的設備改良(
長寿命化工事)に係る
制限付一般競争入札の結果、
日立造船株式会社東京本社が30億6,680万円をもって落札しましたので、同社と
工事請負契約を締結しようとするものです。 主な工事内容としては、
清掃センターにおける
焼却施設の
長寿命化を図るため、
焼却設備及び
ガス冷却設備の改修、各処理工程で使用する電動機の高効率化、クレーンの改修、
電気設備の改修等を実施しようとするもので、工期を令和6年2月29日までとするものです。 御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(
石井敬之) 説明は終わりました。
△質疑応答
○議長(
石井敬之) これより質疑を行います。 質疑時間は、答弁を含めて30分以内といたします。 御質疑ありませんか。 4番
鈴木ひとみ議員。御登壇願います。 (4番
議員鈴木ひとみ登壇)
◆4番(
鈴木ひとみ) 議案第52
号工事請負契約の締結について伺います。 1番、契約の相手方の
日立造船株式会社東京本社はSDGsへの取組を大きくうたっている会社です。今回の
焼却施設の
長寿命化に当たって、
CO2削減のためにどのような提案があったのかを伺います。 2番、環境省の
循環型社会形成推進交付金を受ける予定ということを伺いましたが、国の負担割合はどれだけになりますか。 3番、この交付金を受けるための条件は何でしょうか。その条件を満たすために、どのような設計がなされる予定でしょうか。 以上、お答えによっては再質問させていただきます。
○議長(
石井敬之)
笠井建設環境部長。
◎
建設環境部長(
笠井善幸)
鈴木ひとみ議員の御質問にお答えさせていただきます。 議案第52
号工事請負契約の締結についてですが、今回実施する工事において環境省の
循環型社会形成推進交付金を活用するためには、改良後の施設での
二酸化炭素の排出量を3%以上削減することが必須条件となっています。既存の
焼却施設において
二酸化炭素の排出を削減するためには、単純な機器の更新だけでは条件を達成することは難しく、施設全体のバランスを考慮した上で改良工事を行う必要があります。そこで、本工事では、改良後の施設の品質、性能、機能を
達成条件として示して、この条件を満たすための改良方法や機器の選定は受注者の経験と技術力に基づいた提案をしていただき、その内容を承認した上で工事を施工する
設計施工一括発注方式を採用しました。したがって、具体的な削減方法については、本
契約締結後、受注者が行う
実施設計により提案されることとなります。 また、国の負担割合についてですが、国の交付金の額は
契約締結後の受注者が行う
実施設計に基づき、改めて工事費の内訳を確定した上で算定することになっております。したがいまして、現段階では発注のための設計金額に請負率を乗じた額により算出した額になりますが、これをお示ししたいと思います。全体工事費30億6,680万円のうち、
交付対象工事費が約22億3,500万円となり、その3分の1の約7億4,500万円が国より交付される見込みです。 以上です。
○議長(
石井敬之)
鈴木ひとみ議員。
◆4番(
鈴木ひとみ) 分かりやすい御説明ありがとうございます。詳細な工事内容は定めずに改良後の
達成条件を示して契約を締結するとのことでしたが、改良後の
達成条件としてどのようなことを示されたのでしょうか。
○議長(
石井敬之)
笠井建設環境部長。
◎
建設環境部長(
笠井善幸) お答えいたします。 本契約において、改良後の主な
達成条件として、
ごみ焼却量の回復、作業環境中の
ダイオキシン類濃度の抑制、
二酸化炭素排出量の3%以上の削減などを示しております。 以上でございます。
○議長(
石井敬之)
鈴木ひとみ議員。
◆4番(
鈴木ひとみ) 今後実施計画によって具体的な提案がされると思うんですけれども、削減策を我々一般にも教えていただくことというのは今後できるのでしょうか。
○議長(
石井敬之)
笠井建設環境部長。
◎
建設環境部長(
笠井善幸) これから
契約締結後、業者が策定しました計画につきましては、議員の皆様、市民の皆様にお伝えしていきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(
石井敬之)
鈴木ひとみ議員。
◆4番(
鈴木ひとみ) ぜひお願いしたいなと思います。このことをきっかけに、
二酸化炭素をみんなで削減しましょうとか、ごみを減らしていきましょうという、市民とも一体となって話合いができるような基盤になったらありがたいかなと思います。ぜひよろしくお願いいたします。
循環型社会形成推進交付金には、国の負担が3分の1のものと2分の1のものがあります。2分の1の国庫負担を受けることはお考えにならなかったのでしょうか。
○議長(
石井敬之)
笠井建設環境部長。
◎
建設環境部長(
笠井善幸) 議員御指摘のとおり、交付率3分の1、2分の1という2つの交付率があるということは存じ上げております。当然市としても財政的に有利な2分の1というのを狙って、考えていたところなんですけども、この2分の1の交付率を採択するための条件というのが
二酸化炭素の削減量を20%以上減少させるということでございます。現施設を
長寿命化するという改修の中でこの目標を達成するというのは、非常に難しい、ハードルの高いことでございましたので、3分の1という形の中の補助率を取ったわけでございます。 以上です。
○議長(
石井敬之)
鈴木ひとみ議員。
◆4番(
鈴木ひとみ) CO220%以上削減というのは、機械を取り替えるとか、そういう中だけではちょっと難しいのかなと私も思います。資源とか
エネルギーの循環を考えたときに、ごみの焼却に当たっては、廃熱をいかに
エネルギーとして利用するか、それがこの20%の目標達成にもなる。
CO2削減20%の達成の手段にもなるのかなと思うんですけれども、廃熱による発電の仕組みをつくることはお考えにならなかったのでしょうか。
○議長(
石井敬之)
笠井建設環境部長。
◎
建設環境部長(
笠井善幸) その点につきましても、今回の計画を立てる中では検討としてさせていただいているところでございます。しかしながら、
発電設備を造るということになりますと、現在焼却時間が日16時間、1日16時間の焼却時間ですので、効率が悪かったり、
発電設備を整備するために多額の費用がかかるということ、現在の施設の敷地の中で新設するというのは、現状を見ていただけるとよくお分かりだと思うんですが、結構密な状態になっておりますので、そういうこともちょっと困難であろうというような理由から、今回
発電設備の追加というのは見送らせていただいたところでございます。 以上です。
○議長(
石井敬之)
鈴木ひとみ議員。
◆4番(
鈴木ひとみ) この先もし市民がごみを出す量をうんと減らすことができて、実際には20%という目標、今の時点では難しいなと思っていたけれども、実際には20%以上削減できたよという結果が導けたらうれしいなと思っております。 今、枝払いなどによる樹木の枝や草刈りで出たごみなども一緒に焼却している状態だと思います。これらを例えば原料とする
バイオマス発電施設が近隣にできると、資源の有効活用にもなるし、焼却炉の負担を減らすこともできるし、20%以上のCO2の削減、それもできるんじゃないかなと思うんですが、どう考えになるでしょうか。
○議長(
石井敬之)
笠井建設環境部長。
◎
建設環境部長(
笠井善幸) 20%以上の削減というお話でございます。館山市では、ゼロカーボンシティを宣言させていただきまして、2050年までに実質的な排出量をゼロにするという目標を掲げて、これから歩んでいこうとしております。その中では、より多くのごみを削減していくというのは必要不可欠なことだというふうに考えております。市民の皆さんと一緒になってごみの削減に努めていくというのがこれからの館山市の大きな課題になってくるというふうに考え、そこの中でいろんな施策を打っていきたいというふうに思っております。
先ほどお話のありました
バイオマス発電の件でございますけれども、議員おっしゃるとおり、木の枝や草などは結構今
清掃センターのほうに持込みが多くなっております。それが発電のほうに回るという形で、焼却に回らないということであれば、その分は当然炉に対して優しくなりますし、いいことだというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(
石井敬之)
鈴木ひとみ議員。
◆4番(
鈴木ひとみ) ありがとうございます。これを機に、ごみの削減や資源の循環、
バイオマス発電も含めたいろいろなこのまちの中の
エネルギーの仕組み、いろんなことを考えていけたらいいかなと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
石井敬之) 以上で4番
鈴木ひとみ議員の質疑を終わります。 他に御質疑ありませんか。 6番
石井敏宏議員。御登壇願います。 (6番
議員石井敏宏登壇)
◆6番(
石井敏宏) では、同じく議案第52
号工事請負契約の締結について、ただいまの質疑は非常に有意義なもので、環境に関するものが中心だったと思いますが、自分の場合はどっちかというとお金の話、
行財政改革などが中心の質疑になろうかと思います。 それでは、早速質疑に入ります。1番、競争入札の参加者はこの事業者のほかにあったのでしょうか。 2番、説明資料の主な工事に係る各費用は幾らでしょうか。 3番、30億6,680万円とのことですが、財源はどうなっているのでしょうか。国、県補助金、市債、市債の
交付税措置の割合、一般財源など、内訳を伺います。 4番、
ランニングコストは年間幾らで、現在の
焼却施設より幾ら安くなるのでしょうか。 5番、工事の間の焼却ごみはどうなるのでしょうか。 御答弁によりましては、再質疑を行います。 以上です。
○議長(
石井敬之)
笠井建設環境部長。
◎
建設環境部長(
笠井善幸) それでは、
石井敏宏議員の御質問にお答えさせていただきます。 議案第52号に関する第1点目、入札の参加者についてですが、今回の入札は
制限付一般競争入札とし、
日立造船株式会社東京本社1社のみが応札しました。この入札に付した主な条件、制限ですが、本会議で榎本議員にもお答えしたとおり、環境省の
交付金交付対象工事を元請で受注した実績があること、本
清掃センターと同じ焼却炉の方式で、焼却量の規模が100トン以上の施設の工事を元請で施工した実績があること、築25年以上経過した施設の工事を元請で施工した実績があることとしました。 次に、第2点目、説明資料の主な工事に係る各経費についてですが、今回の入札は
設計施工一括方式による入札のため、実際にかかる各工事の費用は、
契約締結後に受注者が行う
実施設計に基づき、改めて算出することになっております。したがって、現在お示しすることができる各費用は、発注のための設計金額の内訳に請負率を乗じた額となりますが、今後変動することがあります。
焼却設備の改修に約7億3,000万円、
ガス冷却設備の改修に約3億9,000万円、電動機の高効率化に約4億5,000万円、クレーンの改修に約6億4,000万円、
電気設備の改修に約5億5,000万円となっております。 次に、第3点目、財源の内訳についてですが、工事費の全てが
国庫補助の対象ではなく
CO2削減に寄与する工事費のみが
国庫補助の対象となります。
国庫補助の金額は約7億4,500万円、市債が約19億6,500万円、一般財源が約3億5,700万円を見込んでおります。また、市債19億6,500万円の内訳ですが、
補助事業分が約13億4,000万円、
単独事業分が約6億2,500万円で、
交付税措置の割合は、
補助事業分が50%、
単独事業分が30%となります。したがいまして、実質的な館山市の負担は、
交付税措置額を考慮しますと、約14億6,400万円の見込みとなります。今後受注者の
実施設計により
補助対象事業費が確定した段階で正確な値となりますので、あくまで現段階の参考と御理解いただきたいと思います。 次に、第4点目、
ランニングコストですが、これまでは一年一年点検をし、修理をすることで稼働を確保してきましたが、新しいものに交換することで、この分に関しては維持費用が軽減できるものと推測しています。具体的な額はということになりますと、
ランニングコストを算定するために必要な要素となる
消費電力量、焼却処理に必要な薬剤量、排出される焼却灰の質や量などが
契約締結後に受注者が行う
実施設計により確定することから、現時点では算出できていません。しかしながら、消費電力の削減については、本契約で保証されている
CO2削減達成のために必要不可欠な要素であることから、
電気使用量は確実に削減されます。 次に、第5点目、工事の間の焼却ごみについてですが、本工事では、2炉ある焼却炉を交互に改修することで、残った1炉で焼却を継続していくこととしています。この場合、現在の1日の稼働時間、16時間では、搬入されるごみの全量を焼却することは困難なため、稼働時間を24時間に延長することにより焼却量を増やすことを計画しております。それでも焼却し切れないごみについては、他の
焼却施設への搬出を考えています。 また、クレーンの改修や
電気設備の改修など、工程によっては2炉とも焼却を停止せざるを得ない期間が発生します。可能な限り期間を短縮する予定ですが、この期間は全量を他の
焼却施設へ搬出することとなります。 館山市では、8月30日にゼロ
カーボンシティ宣言をし、
二酸化炭素の
排出量実質ゼロを目指しています。この実現のための一つとして、ごみの削減、資源化に取り組んでいきますので、市民の皆様に御協力をお願いしたいと思っております。なお、ごみの収集については、工事期間中であっても地域の
ごみ搬出場所を利用していただき、これまでどおり回収します。 以上です。
○議長(
石井敬之)
石井敏宏議員。
◆6番(
石井敏宏) では、再質疑で、まず現状の焼却炉、何トン可能なのかという点です。ごみは、
少子高齢化や減量、再資源化が進んでくると減ってくるものでして、何トンくらい処理ができる炉が必要なのか知りたいところであります。現在の炉は、何トンが焼却可能なもので、大
規模改修を行うと何トンが焼却可能になるのでしょうか。
○議長(
石井敬之)
笠井建設環境部長。
◎
建設環境部長(
笠井善幸) お答えいたします。 現在の施設は、日50トンの焼却が可能な炉が2基ございます。いわゆる100トン、日100トンの焼却量ということになります。今回の
長寿命化の中でも炉の大きさは変えませんので、日100トンという形のものが今後もあるということでございます。 以上です。
○議長(
石井敬之)
石井敏宏議員。
◆6番(
石井敏宏) そういう答えになるのかなと思ったんですけど、だんだんごみの量が減ってきているので、小さくできればいいのかなと思ったんですけど、新設じゃなくて大
規模改修なので、それは変わらないよなと。予想されたってしようがないかなというところではあると。そうすると、また次もしようがないのかと思うんですけど、
ランニングコスト、新設だったらかなり大きな削減も期待できるんじゃないかと思うところなんですけど、大
規模改修だと新設ほど大きな削減はできないんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(
石井敬之)
笠井建設環境部長。
◎
建設環境部長(
笠井善幸) 新設の場合と現状の改修の場合の
ランニングコストということなんですが、新設の場合については特に
ランニングコストを算出することがありませんので、あくまでイメージという形になると思いますが、当然新しいものを造れば、初期の段階では、新しいものですから、
維持管理費が落ちてくると。当然新しいものは今の技術を入れていますので、性能もよくなっているので、
ランニングコストが下がるということは十分想定できると思います。それに比べまして、今回の工事は大
規模改修ということで、今ある施設の中で必要な部分に手を入れて改修をしていく、それ以外のところはそのまま残っているという形でございます。その点では、初期の段階で新しくしたものについては、多少とも軽減できるものはあると思いますが、今までどおりで使っている部分については、これまでと同じように注意を払っていく、それによって工事をしていくということもあると思いますので、いわゆる新設よりはかかってくるんじゃないかというふうに思います。 以上です。
○議長(
石井敬之)
石井敏宏議員。
◆6番(
石井敏宏) では、次です。処理し切れないごみが24時間でやっても出てきちゃうだろうと。そうすると、外部委託、遠くまで持っていくことになると結構高いんじゃないかと自分はイメージを持っております。それで、現時点での積算は困難かもしれないんですけど、結構でかいんじゃないかなと。例えば億単位とかの支出も別途あり得ると思う。かなりの財政負担が別途かかるんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうか。
○議長(
石井敬之)
笠井建設環境部長。
◎
建設環境部長(
笠井善幸) 工事中の処理し切れないごみの外部搬出についてということでございます。こちらにつきましては、現在検討を進める段階にありますので、実際にどのような形になるかというのは具体的に申し上げられない状況にあります。ただし、間違いなく外に出ていくものがあるとは思っております。それを少なくするためにも、できるだけごみを減らしていかなきゃいけないというのが非常に大きなミッションになるかというふうに思っております。その中で、額という話なんですけど、想定をしていない中でお答えをするというのは非常に難しいんですが、場合によっては議員おっしゃるような額というのも視野に入ってくるんじゃないかというふうに感じております。 以上です。
○議長(
石井敬之)
石井敏宏議員。
◆6番(
石井敏宏) 最初の答弁だと、ざっくり建設費関係で市の実質負担が15億弱、ここは読めないけど、1億以上もあり得るんじゃないかということで、しようがないかなというところもある。全体的にはうまくやっていると思うけど、やっぱりそれでもなかなか財政が厳しい館山市だと厳しいということになっちゃうんじゃないかなと思うところです。 あと、市民の負担、市民にとっての目に見える不利益は、ごみステーションは変わらないということだったんですけど、工事期間中も同じとのことなんですけど、持ち込む場合、搬入する場合、それは何か変更はあるんでしょうか。
○議長(
石井敬之)
笠井建設環境部長。
◎
建設環境部長(
笠井善幸) 持込みについてでございます。これも
実施設計をした中で工程等が定まってくる。どういう状況が敷地内で起きるかというのが見えてきたところで最終的な判断になろうかと思いますが、当然工事をやっているということですから、工事用の車両が入ってきたり、資機材を置いたりという状況も想定されます。その中で、持込みについて市民の皆様にできるだけなくしていただき、地域の
ごみ搬出場所をお使いいただきたいというお願いをさせていただくこともあろうかというふうに思っております。 以上です。
○議長(
石井敬之)
石井敏宏議員。
◆6番(
石井敏宏) 持込みが若干市民にとって不都合もあるのかなと。これもやむを得ないことかなとは感じております。 それで、こういったごみ、可燃ごみの処理が外部委託もあり得るということで、24時間の処理もやらなきゃいけないということで、財政負担も含めて市として苦労することになりそうですから、この機会に、答弁でもありましたが、可燃ごみ削減にさらに集中的に取り組まれてはどうかと思います。特にこの2年ちょっと、ここはやっぱり減らせば減らした分だけこの外部委託が減るということで、財政的にも意義があるんじゃないかというところなので、集中的にやってみたらどうかと。それで、一回人間って減らす習慣がつくと意外とリバウンドしないものでして、それ以後にも大きいんじゃないかと。今回ある意味一つのタイミングかと思うんですけど、2年間に限って、生ごみ削減のためにコンポストの補助を行うとか、これまでは比較的あまりうまくいかなかった過去もあったみたいなんですけど、そういった取組をやるとか、あるいは古紙です。収集回数を増やすと。どれだけ効果があるかは分からないんですけど、古紙の収集量も一般的には増えると言われているものです。ですから、手段はいろいろあると思うんですけど、市民に可燃ごみ削減を頑張らないといけないなと思わせるような何か大々的な施策とかPRをしたらどうかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
石井敬之)
笠井建設環境部長。
◎
建設環境部長(
笠井善幸) 御提案ありがとうございます。館山市では、先ほど
鈴木ひとみ議員のときにも申し上げましたし、
石井敏宏議員のところでもお答えしましたけれども、ゼロカーボンシティということで宣言をさせていただいて、
二酸化炭素の排出量をゼロにしていくということに取り組んでおります。その中で、ごみの削減というのが大きな事業の中の一つだというふうに思っております。加えまして、議員がおっしゃるように、この2年というのはごみをとにかく少なくしなければいけない時期だということもございます。その中で、具体的な提案を2点いただきましたが、それらも含めて市として何をなすべきか、市民の皆様にごみの削減の意識を持っていただくこと、それを実践していただくことというのを考えて、今年度から動いてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(
石井敬之)
石井敏宏議員。
◆6番(
石井敏宏) 全体的に今回のごみの処分場の件は評価しているところであります。他市のごみの職員に話を聞くと、全体の工事費が大体30億ぐらいで、それで15年まあまあもつという話だと、比較的安いんじゃないかと、そういう話を聞いているので、いろいろうまくやりくりしていただいたなというのが実感であります。また今後も、ゼロカーボンシティを宣言されましたので、今後の環境行政に期待しまして、質疑を終わります。どうもありがとうございました。
○議長(
石井敬之) 以上で6番
石井敏宏議員の質疑を終わります。 他に御質疑ありませんか。 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
△委員会付託の省略
○議長(
石井敬之) お諮りいたします。 本案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井敬之) 御異議なしと認めます。よって、決定いたしました。
△討論
○議長(
石井敬之) これより討論を行います。 討論ありませんか。 討論なしと認めます。よって、討論を終わります。
△採決
○議長(
石井敬之) これより採決いたします。 本案を原案どおり可決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井敬之) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決されました。
△議案の上程
○議長(
石井敬之) 日程第5、議案第53号令和3年度館山市
一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。
△提案理由の説明
○議長(
石井敬之) 議案の説明を求めます。 金丸市長。 (
市長金丸謙一登壇)
◎市長(金丸謙一) 提案理由を説明します。 議案第53号令和3年度館山市
一般会計補正予算(第9号)ですが、歳入歳出予算の補正として、歳入歳出それぞれ8,914万9,000円を追加し、総額223億9,015万5,000円としようとするものです。 歳出の主な内容としては、総務費では、本年6月に八街市で発生した交通事故を契機として、小学校通学路の緊急一斉点検及び館山市通学路交通安全プログラムに基づき通学路の安全施設整備を早急に実施し、児童生徒の安全を確保する交通安全対策事業で301万2,000円の増、農林水産業費では、食のまちづくり拠点施設の開業に向け、食を中心とした地域の観光資源を磨き上げるための実証事業を行う地域観光資源事業で950万円の増、商工費では、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、厳しい経営状況が続く市内事業者に対し支援を行う中小企業等事業継続支援給付金で3,574万1,000円、新型コロナウイルス感染症の影響により旅行需要が落ち込んでいる中、宿泊事業者が行う感染防止対策等に取り組むための経費を支援する宿泊事業者感染防止対策等支援事業で2,227万8,000円のそれぞれ増、教育費では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策及び家庭学習支援対策を実施する新型コロナウイルス感染症対策費で1,746万8,000円を増額しようとするものです。 また、歳入の内容として、国庫支出金、県支出金、繰入金を増額し、諸収入を減額しようとするものです。 以上、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(
石井敬之) 説明は終わりました。
△質疑応答
○議長(
石井敬之) これより質疑を行います。 質疑時間は、答弁を含めて30分以内といたします。 御質疑ありませんか。 7番森 正一議員。御登壇願います。 (7番議員森 正一登壇)
◆7番(森正一) 議案第53号令和3年度館山市
一般会計補正予算(第9号)歳出について、3つの事業に関してお伺いします。 まず、大きな1点目としまして、議案書8ページから9ページ、説明資料3ページにあります第6款農林水産業費、第1項農業費、第3目農業振興費、地域観光資源事業におきます食のまちづくり拠点施設整備事業について小さく3点お伺いします。 まず、1点目、小さな1、実施予定の各プロジェクトのスケジュールについてお伺いします。 小さな2点目、実証実験完了後、実際に事業を実施することが決定した場合、食のまちづくり拠点整備に併せて準備を進めることになると思いますが、食のまちづくり拠点施設のオープンに間に合うようにできるのか、実際に事業化を見込む事業の実施に向けてのスケジュールについてお伺いします。 小さな3点目、今回実証実験を行った事業を実際に事業化することになった場合、実証実験の場合と同様、設備や資機材の準備のためのイニシャルコストなどに対しては、国などから補助があるのかお伺いします。 次に、大きな2点目としまして、議案書8ページから9ページ、説明資料3ページにあります第7款商工費、第1項商工費、第2目商工業振興費、新型コロナ対策事業における中小企業等事業継続支援給付金について2点お伺いします。 まず、小さな1点目、給付対象となる事業者の数と給付額の見積りの根拠についてお伺いします。 次に、小さな2点目、市内事業者から計上した予算額を超える申請があった場合、増額できるのかお伺いします。 最後に、大きな3点目としまして、議案書8ページから9ページ、説明資料4ページにあります第10款教育費、第1項教育総務費、第2目事務局費、新型コロナウイルス対策費におきます家庭学習支援対策費について1点だけお伺いします。今回のタブレット端末用の充電器とモバイルWi―Fiルーターの購入によりまして、全ての御家庭においてハード的にはリモート授業を行うことが可能になるのかお伺いします。 以上となりますが、御答弁によりましては再質疑をさせていただきます。
○議長(
石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) 森 正一議員の御質問にお答えをさせていただきます。 議案第53号に関する大きな第1、地域観光支援事業についての第1点目、実施を予定しているプロジェクトのスケジュールについてですが、今月の21日の市議会全員協議会でも説明させていただきましたが、今回の実証事業では5つのプロジェクトに取り組むことを計画しております。プロジェクトの実施スケジュールにつきましては、前提といたしまして、今後の新型コロナウイルス感染症の動向に左右される面もあるかとは思いますが、まず1つ目の館山産ジビエのブランド化に関してですが、今月17日に開催された「ご当地!絶品うまいもん甲子園」の関東甲信越エリア選抜大会に館山総合高校の生徒が館山産イノシシ肉を活用した暴走おやちょを出品し、好評を得ておりますが、このプロジェクトのスケジュールといたしましては、10月中旬に館山ジビエ磨き上げチームを立ち上げまして、定期的に
企画検討会を開催し、これと並行してジビエ料理の開発に取り組み、年明けの1月中にはジビエ料理の試食会を開催したいと考えております。 次に、2つ目の観光定置網漁船上見学と朝食セットの商品開発に関しましては、2月末までに定置網漁の状況整理や連携先との調整、ツアー企画の検討などができればよいかなと、そのように考えております。 次に、3つ目の館山農業の磨き上げ、館山生まれの特産品開発に関しましては、10月中旬に館山農業磨き上げチームを立ち上げ、定期的に
企画検討会を開催するとともに、2月には農業モニター体験会を開催したいと考えています。また、都市部企業を対象としたお米オーナー事業の
企画検討を実施するとともに、特産品開発としては、女性ファンの多いバラを活用したコスメ系の商品やリキュールなどの加工品開発に取り組み、本事業終了時までに最低1商品の試作品の開発を目指します。 次に、4つ目のロケツーリズムによる地域活性化に関しましては、ドラマやバラエティーなどのロケが近年大変多くなっている当館山市の魅力をさらにテレビなどのメディアで広くアピールするために取り組みますが、その人材育成事業とロケ地を巡るマップなどの市内周遊ツールの作成について、2月末までの事業期間を通して実施します。 そして、最後となりますが、5つ目の館山ブランド認証制度の設計に関してですが、10月中旬より館山ブランド認証基準の検討に着手し、2月中旬には認証基準や認証ロゴの案の完成、事業期間内にブランド認証会の試験開催を計画しています。 次に、第2点目、実証実験完了後の準備スケジュールについてですが、市では令和5年度に開業を予定する食のまちづくり拠点、道の駅のハード整備を推進することと並行して、ソフト面で観光誘客に資するコンテンツを掘り起こし、磨き上げるために、今回の観光庁の実証事業に取り組みます。 食のまちづくり拠点施設、道の駅の開業、そして運営に当たっては、何よりも農産物をはじめとした地場産品の地域内流通システムの構築とともに、観光コンテンツの磨き上げによる市内への観光誘客が大変重要と考えておりますので、実証実験完了後の準備スケジュールにつきましては、このような考え方の下、構築していきたいと存じます。 なお、この実証事業をはじめとしたソフト事業の取組成果はもとより、当然ながら食のまちづくり拠点施設の整備全般に関しましては、機会を捉えて、議員の皆様をはじめ市民の皆様へ報告をしてまいります。 次に、第3点目、実際に事業を実施する場合の国等からの補助があるのかについてですが、特にアフターコロナにおける観光復興に関する国の助成メニューは、今回の実証事業も含め、昨年度より今年度にかけて国費100%の事業募集が続いておりますので、必要に応じて今後も事業採択を目指していきたいと考えています。 また、議員御指摘の設備や資機材などのイニシャルコストに関する補助に関しましても、情報をキャッチするために常にアンテナを高くし、活用できるものがあれば、果敢に事業採択にチャレンジをしてまいりたいと考えています。 次に、大きな第2、中小企業等事業継続支援給付金についての第1点目、給付対象となる事業者数と給付額についてですが、事業者数については、本市の小規模事業者数のうち、おおむね1割が対象となると見込み、給付対象事業者を170件と想定しました。給付額については、令和3年4月から8月までのいずれか一月の売上げと令和元年または令和2年の同月の売上げで比較し、その減少額が100万円未満の場合は10万円、200万円未満の場合は20万円、200万円以上の場合は30万円を給付します。 次に、第2点目、計上した予算額を超える申請があった場合についてですが、状況に応じて検討してまいります 私からは以上です。
○議長(
石井敬之) 手島教育部長。
◎教育部長(手島隆) 続きまして、御答弁申し上げます。 大きな第3、家庭学習支援対策費における今後のリモート授業についてですが、今回補正予算として提案したモバイルWi―Fiルーター購入費については、通信環境がない家庭にモバイルWi―Fiルーターを貸し出すことで、全ての児童生徒が家庭において検索サイトを活用した調べ学習やオンライン上における学習支援ソフトを活用した家庭学習を可能とするための環境整備を目的とするものです。一方、モバイルWi―Fiルーターの通信料については、既に通信環境がある家庭との公平性やモバイルWi―Fiルーターを家庭学習以外に利用することも可能となってしまうことから、通信料は各家庭で負担していただくことになります。 家庭において検索サイトを活用した調べ学習などの家庭学習については、多額の通信料は必要となりませんが、学校の授業を配信するオンライン授業については、1回の授業で通信量が約1.5ギガバイトを要し、家庭内に無制限で利用可能な通信環境がない家庭では多額の通信料が発生します。よって、地域内において新型コロナウイルス感染症の感染が拡大し、オンライン授業を行う場合においても、家庭内に無制限で利用可能な通信環境がない児童生徒は学校に登校して学校の通信環境を利用して授業を受けることが想定されます。 なお、国が示すGIGAスクール構想におけるタブレット端末の活用目的としては、子供たちのICTを含めた情報活用能力の育成であり、学校の授業ではクラス全員の考えを即時に共有することを可能とすることでの学びの深化につながること、家庭学習では一人一人の学習状況に応じた個別学習を進められることによる学力の向上であります。また、オンライン授業では、地方であっても大学などの専門人材との意見公開交換を可能とすることや、小規模校同士をつなげ、多様な考えに触れる機会の提供などにより、子供たちの可能性を広げようとするものです。 今回のコロナ禍により、タブレット端末を活用したオンライン授業が学校と家庭を結ぶことにフォーカスされていますが、学校の一斉休校など可能性が少ない場面に着目して、教員が準備や実践訓練に時間をかけるよりも、国が示したGIGAスクール構想の目的である学校授業における学びの深化やインターネットによる調べ学習など家庭学習に活用することを通じて、学力の向上や様々な情報の活用能力の育成など、子供たちの将来的な生きる力に活用できるよう、それらの準備や対策を行っているところです。 以上でございます。
○議長(
石井敬之) 森議員。
◆7番(森正一) 丁寧な御回答ありがとうございました。それぞれの事業の内容についてよく理解できましたので、再質疑等はございませんが、1点だけ要望になります。3点目のモバイルWi―Fiルーターの貸出しの回答の中で、既に通信環境が整っている家庭との公平性であったり、家庭学習以外にも利用することが可能であることから、通信料は各家庭で負担していただくことになるとの説明でありましたが、要保護及び準要保護の対象となっている児童生徒の家庭に対しては、生活保護事業費であったり要保護及び準要保護児童生徒援助費の中で対応ができないか検討していただくよう要望いたしまして、私の質疑を終わります。ありがとうございました。
○議長(
石井敬之) 以上で7番森 正一議員の質疑を終わります。 他に御質疑ありませんか。 12番龍﨑 滋議員。御登壇願います。 (12番議員龍﨑 滋登壇)
◆12番(龍﨑滋) 議案第53号令和3年度館山市
一般会計補正予算(第9号)歳出についてお伺いいたします。 説明資料は3ページ、議案書8ページから9ページになります。第6款農林水産業費、第1項農業費、第3目農業振興費、地域観光資源事業について、1、見学ツアー、体験ツアーはどのようなことを想定しているのかお伺いいたします。 次に、2番として、特産品開発プロジェクト及び館山ブランド認証制度の概要についてお伺いいたしますが、地域観光戦略として、かねてから滞留時間が長く、関わりを深めることができる体験観光の重要性が言われております。既に行われてもおりますが、個々の体験をつなぎ、ツアーの形にすることで、効率的かつ相乗効果等、より効果が上がると思いますので、お伺いいたします。 次に、特産品開発プロジェクト及び館山ブランド認証制度の概要についてお伺いしますが、絶えず新商品、新メニューをつくり上げることが重要なことは言うまでもありません。開発のプロジェクトをどのように構成し、展開しているのでしょうか、お伺いいたします。 次に、大きな2番、森議員との質疑答弁でもお話しされておりましたけれども、お伺いいたします。第7款商工費、第1項商工費、第2目商工業振興費、中小企業等事業継続支援給付金について、想定申請件数については先ほどお答えがございましたけれども、この支給対象業種をお伺いいたします。 次に、これまでの給付金との関連及び制約、つまり給付条件等があるのかお伺いいたします。質問の趣旨といたしましては、コロナ感染症の影響を受けた事業者が多岐にわたり、また業種によっても差があります。これまで幾つかの支援制度による救済措置が取られてきましたけれども、不公平感を訴える事業者もおります。そこで、今回の給付金措置はどのように行われるのかをお伺いいたします。 御答弁によっては再質問させていただきます。よろしくお願いします。
○議長(
石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) 龍﨑 滋議員の御質問にお答えいたします。 議案第53号に関する大きな第1、地域観光資源事業についての第1点目、見学体験ツアーについてですが、まず見学ツアーにつきましては、漁業の分野で定置網漁の船上見学と定置網漁でとれた鮮魚を活用した朝食セットの旅行商品企画の開発を検討したいと考えております。また、体験ツアーにつきましては、農業の分野で農業を通じた定期的な交流人口の増加を目指し、週末農業等の営農体制を検討し、モニター体験会を開催するなど、館山への2地域居住や移住定住につなげることを目指したいと考えております。 次に、第2点目、特産品開発プロジェクト及び館山ブランド認証制度の概要についてですが、特産品開発プロジェクトにつきましては、花のまち館山の振興にかかり、特に女性に人気があるバラに着目し、バラを材料としたコスメ系商品やリキュールなどの特産品開発を検討します。また、館山ブランド認証制度についてですが、地域内事業者による今後の食に関する観光資源の開発を促進するため、館山ブランド認証制度の創設を目指します。 次に、大きな第2、中小企業等事業継続支援給付金についての第1点目、想定申請件数及び支給対象業種についてですが、想定申請件数は森 正一議員へ御回答しましたとおり170件です。支給対象業種につきましては、中小企業基本法第2条第1項に規定する会社及び個人となり、具体的には卸売業、小売業、製造業、建設業、運輸業、サービス業等となります。 次に、第2点目、これまでの給付金との関連及び制約についてですが、本給付金については、千葉県の感染拡大防止対策協力金の交付を受けている飲食店は給付対象外となります。 以上でございます。
○議長(
石井敬之) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) ありがとうございました。地域観光支援事業について再質問いたします。 冒頭申し上げましたが、見学ツアー、体験ツアーの新メニューの開発は必要だと思いますが、一方で既存の体験旅行、学習旅行も含めた体験メニューと併せた形のブラッシュアップも必要だと思います。今回の事業と既にある館山体験交流協会等のこれらの体験事業との関係、連携をどのように考えているかお伺いいたします。また、この実証事業の着地点といいますか、どのような形で実現していくか、その具現化についてどのように考えているかお伺いいたします。
○議長(
石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) お答えいたします。 今回の実証事業に応募した最大の目的をまず申させていただきたいんですが、令和5年度中の開業を目指して今事業を進めております食のまちづくり拠点施設、道の駅をはじめとしまして、館山への観光誘客を図るため、施設のハード整備と並行しまして、観光コンテンツを磨き上げること、これが今回の実証実験に応募した目的でございます。その中で、見学ツアーですとか体験ツアーの造成にも取り組む計画としておりますが、議員が御指摘いただいたように、既存の体験ツアーなどとの連携も非常に重要なことであると考えております。 道の駅が開業しまして、運営していくに当たりまして、私のイメージでは、今持っているイメージなんですが、この道の駅が館山市のある意味の観光受入れのビジターセンター的な役割を果たしていくべきと考えておりまして、当然同施設を運営していく指定管理予定事業者であります丸高グループさんも今回の実証事業のメンバーとして参画をしていただいておるところでございます。そういった中で、この事業の成果をいかに道の駅の運営に生かしていけるのか、すなわち具現化していけるか、そういったところ、そしてまたそのことが館山への観光誘客に資するような形で進めてまいりたいと、現状そのように考えております。 以上です。
○議長(
石井敬之) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) 拠点を活用するというような趣旨のお話でございました。これは大いに結構なことだと思います。 まず、観光的な観点から見ますと、多くの方々が来訪する、そこでスタートして、そこに帰着するような形の体験ツアーであるとか、そういうことが大事かなと思います。ただ、今までの取組がそこにうまく組み合わされることが望ましいわけで、かつてこの角度で質問させていただいたこともあろうかと思いますけれども、やはり外側から来て、要するに館山市外の方が館山の様々な観光メニューを求める中で、体験については、分かりやすい、あるいは窓口が一本化できればよろしいかなと思いまして、そういうような体験に関わる方々がお客の取り合いではなくて、連携して効果を上げるということが大事な視点かなというふうに考えます。 また次に、体験というくくりで考えますと、歴史、伝統文化、あるいは自然環境、食であるとか、教育であるとか、それ以外の産業等、ジャンルが非常に多くあろうかと思います。今後その関係人口の創出、あるいは移住定住、経済効果、これらを地域活性化戦略として位置づけて、様々な分野をどのように機能融合させるかが大事でありまして、外から見て分かりやすいということが重要だということを申し上げたわけでございます。一連の体験メニューとか受入れ窓口の一元化というものを感じますけれども、一概に今の段階でどうこうとは言えないことかもしれませんけれども、将来的にはその辺を整備していく必要があろうかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(
石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) お答えいたします。 議員のおっしゃいますとおり、一言で体験と言いましても、ジャンルは多岐にわたると思っております。今回の実証事業では、先ほども申し上げましたけれども、令和5年度中の開業を目指しております食のまちづくり拠点施設、道の駅の運営の中で、指定管理予定者であります丸高グループさんより、農業の面では、敷地内ににぎわい畑ということで、体験農業の提案もなされておりますので、その運営に係る実験の意味合いも込めまして、今回は農業の分野で体験ツアーに取り組むという計画を立てているところでございます。 それから、一連の体験メニューですとか受入れ窓口の一元化についてですが、現在館山市観光協会では体験メニューの提供を行っております協会の会員の有志の方が集まりまして、館山体験観光のまちづくり協議会という協議会を組織しております。この中で定期的に会議を開催し、現在43のアクティビティについて掲載されているガイドブックも発行しておりますけれども、今年度中にこういったガイドブックについてもリニューアルすることで現在動いているというふうに認識をしておりますので、現在ではこのことを含めまして、同協議会が体験メニューの取りまとめですとか一元化を担っているものと、そのように認識をしております。 以上です。
○議長(
石井敬之) 金丸市長。
◎市長(金丸謙一) 体験というお話が出ていますけれども、よくお聞きするのは、収穫の体験だったりするんです。私は、その体験というのを少し深く、もっとしっかり農業も厳しいところがあるんだというものを含めた中の体験、例えば以前こういう活動がありました。たてやま緑の仲間たちという団体があって、そこでたのくろ大学校という事業がありました。私は、そういうような地に足のついた体験というものを将来は目指していきたいと、こういうふうに考えております。
○議長(
石井敬之) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) 今市長から、収穫体験も含めた、うわべだけではなくて深い体験というものが必要なんだよというお話がございまして、確かにそのような中で感じられることは、参加者と地元館山市民としていろいろなそのような企てをしている市民との間の心が通うというか、そういうことがやはり大事かなと思っています。それは、雑駁に言いますと、館山のファンづくりであったり、またリピーターであったりという形で、さらにその効果を生み出していくものかなというふうに思いますので、そういうような市長からのお考えもございましたので、ぜひ充実した体験というものを実現していってほしいと思います。かつて行政視察で長野県の飯田市に行って、ここは体験観光、あるいはワーキングホリデー等の先進地だというふうに感じたんですけども、やはりそこでも大事なことは、感じたことは、受け入れてくださる方々の接し方、おもてなし、そういうものが非常に感動を受けるわけでございまして、そういうことも含めて、館山、観光立市としては、この体験、しかも都市部から近い距離で何度でも来れるという、その地理的な有利性を生かした取組をこれからも望みたいと思います。 次に、特産品の開発についてですけれども、先ほどのお話では、特産品開発の基本というものは、私は館山市の特産物を活用して開発することが基本ではないかなというふうに感じておりました。どのような経緯かは分かりませんけども、館山のバラの生産者が1件という中でバラに着目した理由はどのようなことになるわけでしょうか、お伺いいたします。
○議長(
石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) お答えいたします。 今回の実証事業の取組におきましては、まず現在館山市で食のまちづくり拠点施設の整備運営に係るアドバイザリー業務をお願いしております株式会社流通研究所に委託する形で進めてまいる予定にしております。今回の事業に応募するに当たりましても、当然同研究所からいろいろアドバイス、御指導をいただいた中で取り組むテーマを決めてきたところでございますけれども、この取り組むべき事業の一つとして、まずは館山市、花のまちということで、花をコンテンツの一つとして取り上げたいというのがまず挙がりました。その中で、同研究所のほうでは、館山市では議員おっしゃるとおり生産農家が少ないということでございますけれども、花の中でも特にバラというのは非常に人気があるということで、ある種苗会社の人気投票ランキングとかでも毎年1位、2位を占めているような状況として捉えた中で、このバラを活用した特産品が創造できれば、観光で館山へお越しいただいたお客様へのアピール度というものは大変高いものが得られるのかなというような判断でございます。この取組につきましては、館山市の花のまちづくりに貢献されて、館山ふるさと特使でもあられる株式会社バラの学校の中井代表にもアドバイスをいただきながら進めてまいる計画で考えております。 以上です。
○議長(
石井敬之) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) バラは、3大花卉、菊、バラ、カーネーションの中でも特に豪華であでやかで、しかも香りもいいということで、いろいろな商品づくりにつながっていくものだというふうに思います。ネット等でバラの製品等を見ますと、いろいろなものがラインナップされておりますので、そこに着目したということでは評価できることかなと思います。いずれにしても、それがヒットしていただけることを願うわけでございます。 次に、館山ブランド認証制度についてですけれども、答弁では地域内事業者による今後の食に関する観光資源の開発促進ということです。食にとどまらず、今後は商工産品や一次産品などへ拡大して館山の魅力発信に努めるべきではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。この実証実験をベースにした上で、ブランド認定の規定等、今後の検討及び認定を行う、その主たる機関の設置というものについてどのように考えているでしょうか、お伺いいたします。
○議長(
石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) 館山ブランド認証制度に関してですが、まずこの実証事業の中では、先ほど来申し上げておりますけれども、令和5年度中の開業を目指している食のまちづくり拠点施設で観光コンテンツとして活躍できるようなものを創造していきたいという中で、まずは食についてのブランド認証制度の仕組みづくりを行いたいと考えております。 また、規定等の検討につきましては、この実証実験の中でどういう規定、どういう認め方をするか等の決まり事はつくっていきたいと思っておりますけれども、認定を担っていただく機関ですけれども、現在のところ私の考えでは、たてやま食のまちづくり協議会、これが市内の経済団体等、主要な方が入っておりますし、生産者の方も入っておりますので、この協議会で担っていただくことがいいのかなと思っておりますけれども、これにつきましても、当然この実証事業の中で協議会等、一緒に事業を行っていく組織体、いろいろございますので、相談しながら決定していくことになるのかなと、そのように考えております。 それから、議員御指摘の食以外へのブランド認証の拡大についても、当然館山市の魅力発信にとりましては大変重要なものであると考えておりますので、課題として受け止めさせていただければと思います。 以上です。
○議長(
石井敬之) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) 地域ブランド品というのは、その地域の活性化を担う大事な推進役になるのかなというふうに思います。私どもの行政視察で、やはりブランド認証をしている自治体って数多くありまして、様々な伝統工芸から当然一次産品も含めて、商工関係の産品も含めて、そういうようなものをブランド認証している自治体もございました。ここは、やはり多くの館山の製品を外に向けて、またベースとしては館山市民がまずいいなというところを感じることが大事かと思いますけれども、食に限らず館山ブランドというものは展開していくべきだというふうに思います。 最後の質問でございますけれども、今の観点からいいまして、令和3年10月から令和4年2月末までの5か月の期間で観光庁の最終報告という説明がございましたけれども、先ほど来説明していただいた中では、非常にこの観光資源事業というものは多岐にわたっております。この最終報告を行うには非常に期間が短いのではないかなと思うんですが、その辺いかがでしょうか。スケジュール感については、森議員への答弁でもございました。また、十分な実証結果を得ることができない、あるいはさらに追記していって手応えをという場合には、来年度に繰り越す場合もあろうかと思います。予算立ても含めて、この事業の継続というのはあるのでしょうか。
○議長(
石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) まず、今回の実証事業につきましてですけれども、この事業につきましては国のほうの補正予算での対応となりますので、繰越しはまずこの実証事業自体ではできないということがございまして、このようなことで5か月間で今回の取組は行うという形になります。実証事業の成果につきましては、3月4日までに国に報告する必要がございますけれども、これまで昨年度、そして今年度、特に観光庁のこういった事業の動向を見ておりますと、アフターコロナを見据えた観光復興を目指して同様の事業の募集を継続しているということは確認させていただいておりますので、必要に応じまして、今後も事業採択を目指していく、必要に応じて、またそれによって継続していく形をチャレンジしていくのかなと、そのように考えております。 以上です。
○議長(
石井敬之) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) ありがとうございます。中小企業と事業継続支援給付金についてお伺いして終わりたいと思います。 この受付窓口についてもお伺いするところでございますけれども、この支援給付金もこれまでの様々な申請に準じて行われていくと思います。袖ケ浦、木更津から館山市までおよそ7市の中の今回の議会での補正予算の中で同じような給付金が設けられているかどうか、ざっくり調べました。内容によっては、法人が10万、個人5万であるとか、今回農漁業関係にも支給されるという自治体もあるようです。支給方法とか、あるいは条件というものは、各自治体の実情に合わせて設定されるのかなと思いますけれども、そもそも今回のこの給付金について、国からこのコロナに関する補正予算ということで示され、全国一律的にこのような給付金制度というものが示されたのか、それを受けて自治体で行われたのかということをちょっと確認させていただきます。
○議長(
石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) 議員冒頭の御質問は、窓口はどこになるかということでよろしいでしょうか。その点につきましては、申請窓口、受付窓口につきましては、館山商工会議所へ申請受付の業務を委託することで進めたいと、そのように考えております。 それから、この制度自体の御質問かと思いますけれども、まずこの今回取り組む事業につきましては、議員もおっしゃいましたように、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して実施するものでございます。近隣でもこのような趣旨の交付金の取組はこの交付金を使って行っているところが大変多いというふうに認識しておりますけれども、逆に言いますと全ての自治体で行っているということではございませんで、館山市は館山市なりの制度設計をしまして、このコロナの交付金を活用させていただきまして、補正予算をお願いしていると、そのようなことでございます。 以上です。
○議長(
石井敬之) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) ありがとうございます。先ほど申しましたけれども、飲食店関係のみが優遇されているんじゃないかという声が実際にありましたので、これは一時的なものではありますけれども、それぞれの経営に寄与するようなことを望みまして、質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
石井敬之) 以上で12番龍﨑 滋議員の質疑を終わります。 他に御質疑ありませんか。 6番
石井敏宏議員。御登壇願います。 (6番
議員石井敏宏登壇)
◆6番(
石井敏宏) では、同じく議案第53号令和3年度館山市
一般会計補正予算、質疑を行います。 説明資料では3ページ、交通安全対策事業、これに関して質疑です。1点目、この補正予算では施行箇所が14か所ですが、千葉県
教育委員会が今年の9月10日に公表した小学校の通学路の緊急一斉点検結果、市町村別一覧によると、危険性があるとされた箇所が97か所あります。施行箇所以外の危険箇所は、どのような対応をするのでしょうか。 2番、館山市通学路交通安全プログラムの令和元年度一覧表だと24か所がリストアップされていますが、小学校の通学路の緊急一斉点検結果の97か所と数値が違う理由を伺います。 以上になります。答弁によりましては、再質疑を行います。
○議長(
石井敬之) 手島教育部長。
◎教育部長(手島隆)
石井敏宏議員の質問にお答えいたします。 議案第53号に関する交通安全対策事業における第1点目、千葉県が公表した小学校の通学路の緊急一斉点検結果において危険性があるとされた97か所の今後の対応についてですが、今回の緊急一斉点検は、令和3年6月に千葉県八街市において発生した小学校児童が死傷した交通事故を契機に、通学路における交通安全を一層確実に確保するため全国一斉に実施されたもので、館山市としても、市
教育委員会や各小中学校において危険箇所を再度抽出したところです。 通学路の交通安全対策については、1か所の危険箇所に対して複数の関係機関が対策を行う必要があり、危険箇所は97か所ですが、道路管理者である国や千葉県が対策を検討するものが35か所、館山警察署が対策を検討するものが42か所あり、また館山市役所内部においても、交通安全対策の所管部署である市民協働課をはじめ、道路管理者である建設課や各学校における児童生徒への指導強化を所管する教育総務課などで対策を検討するものが61か所ということで、関係機関で検討すべき対策は合計で138か所となります。 なお、市が対策を検討すべき61か所のうち、今回の補正予算を含め、既存予算において対応する箇所、児童生徒への指導強化など、予算を伴わない対策など、令和3年度中に対応するものは54か所を予定しており、道路幅員の拡幅など、今年度に早急な対策が図れないものは7か所となります。また、道路管理者である国や千葉県、館山警察署においても同様に対策の検討を行っており、速やかに対処可能な部分については順次それらの対策を実施しているところです。 次に、第2点目、令和元年度の館山市通学路交通安全プログラムにおける24か所と今年度実施した小学校の通学路の緊急一斉点検結果における97か所の数値が異なる理由についてですが、今年度の緊急一斉点検では、平成24年度から令和2年度までの9年間において、これまで市が行ってきた館山市通学路交通安全プログラムの危険箇所の全てについて改めて点検を実施するとともに、八街市における死傷事故を踏まえ、車の速度が上がりやすい箇所や、過去に事故に至らなくてもヒヤリ・ハットの事例があった箇所などの視点を踏まえ、検討を行いました。これにより、年数経過により道路上の区画線等の劣化が進んでいる箇所や、過去において用地買収を要するため対策を講じることが難しいとされた箇所についても改めて危険箇所の対象としたことなどから、件数が増加したものです。 以上でございます。
○議長(
石井敬之)
石井敏宏議員。
◆6番(
石井敏宏) 今回かなり点検で危険箇所が洗い出されたと。あと、順次対応しているということと受け止めました。それで、一部何か早急な対策が取れない箇所があるようなんですけど、これは来年度以降に対策を講ずるとか、見守りを行うとか、注意喚起を行うことなどをしないといけないんじゃないかと思うんですけど、どのように対応されるんでしょうか。
○議長(
石井敬之) 手島教育部長。
◎教育部長(手島隆) 議員御指摘のとおり、ハード的な対策が速やかに実行できない場所につきましては、保護者、PTAの方々ですとか教員による見守り、また児童生徒への交通指導などソフト的な対策の検討を行ってまいります。また、道路管理者である国や県、館山警察署が実施する交通安全対策については、それら関係機関との情報共有を行い、それぞれの対策の進捗状況等を把握することが重要と考えており、それらの情報共有の中でソフト的な対策が必要な部分を把握し、その後の対策についても検討していきたいと考えております。 以上でございます。
◆6番(
石井敏宏) ありがとうございます。終わります。
○議長(
石井敬之) 以上で6番
石井敏宏議員の質疑を終わります。 他に御質疑ありませんか。 5番室 厚美議員。御登壇願います。 (5番議員室 厚美登壇)
◆5番(室厚美) 同じく議案第53号令和3年度館山市
一般会計補正予算(第9号)について大きく1点御質問いたします。 歳出第6款農林水産業費、第1項農業費、第3目農業振興費、議案9ページ、説明資料3ページになります。地域観光資源事業について3点お伺いいたします。 こちらは、観光庁の地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業に採択されたものということでございまして、この募集要項にある内容を確認させていただきたいと思っています。この事業の実施体制、役割分担はどのようなものかお伺いいたします。 2点目、この事業でどのような効果を見込むか伺います。 3点目、この事業でターゲットとなる属性、嗜好、旅行形態などをどのように設定しているかお伺いします。 答弁の後に再質疑を行いたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(
石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) 室 厚美議員の御質問にお答えいたします。 議案第53号に関する地域観光資源事業についての第1点目、事業の実施体制、役割分担についてですが、実施主体を館山市とし、実施体制は館山市観光協会や館山商工会議所、館山市漁業協同組合連合協議会、安房農業協同組合など、当市の経済団体などをメンバーとするたてやま食のまちづくり協議会や令和5年度に開業を予定する食のまちづくり拠点施設、道の駅の指定管理予定者である丸高グループ、またコンサルタントとして、これまで館山市の食のまちづくりの推進において、食のまちづくり計画の策定や現在も食のまちづくり拠点施設整備のアドバイザリー業務をお願いしています株式会社流通研究所に委託する形で事業を進めてまいりたいと考えています。事業推進における役割分担につきましても、市が事業全体の進行管理を行い、食のまちづくり協議会が市内経済団体等の取りまとめなど、また丸高グループには道の駅の運営を見据えた積極的な関わりをお願いしています。 次に、第2点目、事業で見込む効果についてですが、成果目標、KPIにつきましては、ジビエ料理メニュー開発数5メニュー、観光定置網ツアーの企画立案数で1企画、農業観光コンテンツの開発で1コンテンツ、バラを活用した館山特産品開発3商品、ロケツーリズムを活用した周遊ツールの作成1ツール、館山ブランド認証制度の確立は1制度を掲げております。 次に、第3点目、事業のターゲットについてですが、属性といたしましては、都心に住む30歳から50歳ぐらいの年齢の両親と小学生から高校生の子供がいるファミリー層をターゲットとして設定しております。また、嗜好、旅行形態としていたしましては、収入は平均より高めで、大型のマイカーを所有しており、家族で定期的にマイカーを利用し、旅行に出かけているといったアクティブなタイプを想定しています。 なお、両親の考え方として、子育てが徐々に落ち着き、家族での旅行を楽しみつつ、定年後の住まいや暮らし方を考え始め、2地域居住や移住も将来的な選択肢として考えているような方をターゲットとしたいと思っております。 以上です。
○議長(
石井敬之) 室議員。
◆5番(室厚美) ありがとうございます。この採択された事業のタイトルがアフターコロナを見据え、館山の魅力を再発見、地域連携による食をはじめとした既存観光コンテンツ磨き上げ&情報発信実証事業ということになっておりまして、5か月間でいろんな盛りだくさんのメニューをするということで、とても大変なことですけれども、頑張ってほしいと思っています。特に観光庁の事業で950万円という国費100%のものを採択していただいたということで、より効果的なこと、次につながることをしていただきたいという観点で取り上げさせていただいています。まず、この申請の経緯ですけれども、こちらは館山市が主導して申請されたものでしょうか。
○議長(
石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) 議員のおっしゃるとおりでございまして、食のまちづくり拠点施設、道の駅の令和5年度中の開業を目指して事業を展開している中で、施設のハード整備はもちろんですが、それと並行しまして、観光誘客に資するソフト事業、そういったもの、コンテンツの整備に向けまして、市のほうで申請をさせていただいたものでございます。 以上です。
○議長(
石井敬之) 室議員。
◆5番(室厚美) ほかの採択された事業の一覧を見てみますと、もちろん自治体が実施主体となっているものもあるんですが、多くはDMO的な組織とか観光協会とか、民間でこれを申請されているということで、館山市のほうも、市が今は主導している体制かもしれないんですが、こういうことも民間が主導できるように力をつけていっていただきたいというふうに考えています。そして、観光については、関係者が非常に多いので、皆さんで連携するというのはもちろんですが、特に先ほど龍﨑議員もおっしゃっていたように、体験とか、あとリピートにつながるということをこれから考えていくということが大事で、そういうことになると、業者さんだけではなくて、市民との関わりというのも非常に大事で、市民にもこういったことの理解を深めてもらうというか、観光の重要性も含めて、市がやろうとしていることも周知を図っていただきたいというふうに思っています。そういう点で、市全体への周知というのはどのように行っていかれますでしょうか。
○議長(
石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) お答えいたします。 もちろん事業を実施しながら、その機会を捉えながら、市の広報紙ですとかホームページでこの事業の成果に向けた進捗について市民の方にも周知をさせていただきたいと、そのように思っております。
○議長(
石井敬之) 室議員。
◆5番(室厚美) 計画書でも多分意識されていると思うんですが、地域全体でモチベーションを向上するということ、そういう意識を持って、市民の皆さんにも、自分は何が関われるかなとか、どういうふうに関係があるかなとか、そういう意識を持ってもらえるような取組をぜひ情報周知についてもお願いしたいと思っています。また、効果についてですけれども、とにかくリピートにつながるようなことができているのか、そういった検証が後からできるといいかなと思っているんですが、この点についてはどういうことを意識されていますでしょうか。
○議長(
石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) 先ほども答弁したときに申し上げましたけれども、申請書に掲げている取組は5つございます。その中で、特に農業のモニターツアーですとか、漁業のほうでもそうですが、特に参加者に体験してもらうような取組が幾つかございますので、そういったものにつきましては、当然その中の最後に、館山市をどう思ったとか、リピートに係る意識についてアンケートで意見を聴取することで考えておりますので、そういったところでリピートについても把握できればなと思っております。 以上です。
○議長(
石井敬之) 室議員。
◆5番(室厚美) この事業が終わった後にそういった効果についてもお聞きできればいいなと思っておりますし、そういう体験に市民もどの程度関われたのかなとか、そんなこともお聞きできればいいかなと思っています。 最後に、最初にお話ししたように、DMOへの道筋といいますか、民間企業がリードしていく主体ができるといいなと思っておりまして、この事業も一つのきっかけとして、そういう意識づくり、まちづくり全体を考えるということだと、これにまた交通事業者とかも関係してくるのがDMO等的な組織だと思うんですが、その辺もこの事業を通じて考えていってほしいと思っておりますが、いかがでしょうか。
○議長(
石井敬之) 和田経済観光部長。
◎経済観光部長(和田修) お答えいたします。 先ほど室議員がおっしゃいましたように、この事業につきましては行政だけではなくて、おっしゃるとおりDMOが申請して採択されている件数もかなり多いと思っておりますし、また任意団体の協議会等の組織が申請することもできるようになっております。行政が直接申請する以外の場合は、当然地元行政との連携というのが必須の条件となっております。そのような中で、今回私どもは館山市として申請させていただいたんですけれども、この自主事業につきましては、先ほどの繰り返しになってしまうかもしれませんけれども、観光協会ですとか、商工会議所ですとか、漁業、農業の経済団体をはじめとして組織しております食のまちづくり協議会が中心となって行政とともに進めていくということで考えている中で、特に観光協会ですとか商工会議所が関わるというところで、将来のDMOの必要性についても協議会の皆様とともに事業を実施していく中で検討してまいりたいと、そのように思っております。 以上です。
○議長(
石井敬之) 室議員。
◆5番(室厚美) 今のイメージでは、市が一生懸命民間の方をリードしてもらっているという感じなんですけど、行く行くは民間の方が前に出て、市は後ろからバックアップしていけるという、観光全体でそういう形を市でつくっていただけるように期待しております。ありがとうございました。
○議長(
石井敬之) 以上で5番室 厚美議員の質疑を終わります。 他に御質疑ありませんか。 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
△委員会付託の省略
○議長(
石井敬之) お諮りいたします。 本案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井敬之) 御異議なしと認めます。よって、決定いたしました。
△討論
○議長(
石井敬之) これより討論を行います。 討論ありませんか。 討論なしと認めます。よって、討論を終わります。
△採決
○議長(
石井敬之) これより採決いたします。 本案を原案どおり可決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井敬之) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決されました。
△議案の上程
○議長(
石井敬之) 日程第6、議案第54号
人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。
△提案理由の説明
○議長(
石井敬之) 議案の説明を求めます。 金丸市長。 (
市長金丸謙一登壇)
◎市長(金丸謙一) 議案第54号
人権擁護委員候補者の推薦について提案理由を説明します。 令和3年12月31日をもって任期満了となる人権擁護委員1名について、人権擁護委員法第6条第3項の規定により候補者の推薦を求められていますので、引き続き江澤正志さんを適任と考え、法務大臣に推薦したいと存じます。御賛同くださいますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
石井敬之) 説明は終わりました。
△質疑応答
○議長(
石井敬之) これより質疑を行います。 質疑時間は、答弁を含めて30分以内といたします。 御質疑ありませんか。 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
△委員会付託の省略
○議長(
石井敬之) お諮りいたします。 本案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井敬之) 御異議なしと認めます。よって、決定いたしました。
△討論
○議長(
石井敬之) これより討論を行います。 討論ありませんか。 討論なしと認めます。よって、討論を終わります。
△採決
○議長(
石井敬之) これより採決いたします。 本案を原案どおり可決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井敬之) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決されました。
△議案の上程
○議長(
石井敬之) 日程第7、議案第55号館山市監査委員の選任についてを議題といたします。
△提案理由の説明
○議長(
石井敬之) 議案の説明を求めます。 金丸市長。 (
市長金丸謙一登壇)
◎市長(金丸謙一) 議案第55号館山市監査委員の選任について提案理由を説明いたします。 館山市監査委員中、識見を有する者から選任をいたします委員の鈴木弘明さんが本年10月1日をもって任期満了となりますので、新たに山信一さんを適任と考え、選任したいと存じます。御賛同くださいますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
石井敬之) 説明は終わりました。
△質疑応答
○議長(
石井敬之) これより質疑を行います。 質疑時間は、答弁を含めて30分以内といたします。 御質疑ありませんか。 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
△委員会付託の省略
○議長(
石井敬之) お諮りいたします。 本案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井敬之) 御異議なしと認めます。よって、決しました。
△討論
○議長(
石井敬之) これより討論を行います。 討論ありませんか。 討論なしと認めます。よって、討論を終わります。
△採決
○議長(
石井敬之) これより採決いたします。 本案はこれに同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井敬之) 御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決定いたしました。
△議案の上程
○議長(
石井敬之) 日程第8、議案第56号館山市
教育委員会委員の任命についてを議題といたします。
△提案理由の説明
○議長(
石井敬之) 議案の説明を求めます。 金丸市長。 (
市長金丸謙一登壇)